17Jan
STORY10 大学に行きたい!
私は、志望していた大学に必要な外部試験、TOEFLを受けることになりました。
(TOEFL→Test of English as a Foreign Language 英語を母国語としていない人の為の、英語コミュニケーションテストの事です)
こちらは、日本の受験英語とは違い、留学経験が生かされるテストです。
得意満面で意気揚々と受けましたが、思ったほどスコアが伸びません。…まさかの結果でした。
連続で2回受験をし、NO勉強で受けて405点。少し勉強をして受けて450点。う~ん、微妙なスコアです。
更に、頑張って勉強をして受けたら、今度は500点。どうにか500点台には乗せたものの、…う~ん。やっぱり微妙です。
このスコアは、留学しなくても、問題集や参考書を買って独学で勉強したとしても、頑張れば達成する点数だったからです。
だけど、私には行きたい大学がありました。
そこに至るには、どうしても後100点近く伸ばさないといけません。
ここからの私のTOEFL勉強は、大変苦しい日々で、厳しい壁だらけでした。
500点から530点の壁。530点から550点の壁。更に、大学合格の目安となる570点の壁です。
だけど伸びない…。何故か伸びないのです。奇跡は魔法のように訪れるわけではありませんでした。
英語で夢が見られるほど得意になったのに、字幕なしで映画が見られるほど語彙が増えたのに、どうしてここに来て、壁を打破できないのだろう。
理由は簡単でした。それは、基礎学力が無かったからなのです。
砂上の楼閣は崩れてしまいます。しっかりとした基礎があってこその、学力なのです。
お化粧をしながら考えてみるとわかりやすいですね。
下地、ファンデーションをしっかり塗り込んでからじゃないと、綺麗なメイクは出来ませんよね。英語も同じでした。
何が何でも頑張らないと!中学時代からずっと目指していたといっても過言ではない、憧れの大学に行けなくなってしまう。
その大学は、英語学習では日本のトップレベルで、特に私が目指していたのは、授業も英語で行う特別なクラスです。
圧倒的に帰国子女が多いそのクラスを目指していたのには、理由がありました。
憧れの「あの」スターの出身学部だったからです!
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