6Mar
STORY15 感謝と共に頑張ろう!
早速、電話をくれた友人が通っている塾に入塾し、私は、大学に籍を置いたままの、仮面浪人生活を開始しました。
両親には、こんなわがままを通させてもらったこと、今でも感謝の思いがこみあげて来て、目頭が熱くなります。
どれ程の教育費用を負担させてしまったのでしょう。
しかも、結果を出せず悔しい思いばかりで…。
大学と塾費用と。
両輪のお金がかかります。申し訳ない気持ちでいっぱいでした。もちろん、合格する保証など、どこにもありません。
だけど、不思議に両親は反対もせず、塾の費用を捻出してくれました。
「これで、本当に最後にするから。どうか塾の費用を出して欲しいの。必死で勉強するから」
そう懇願する私。
父は、静かに頷いて、私の顔をじっと見て、
「わかったよ」
と言い、応援してくれることになりました。
人は、1人では頑張れません。
必ず、見守っていてくれる誰かがいるはずです。
感謝の気持ちは、頑張る私の背中を、力強く押してくれました。
中学時代の合宿代
高校時代の留学費用
浪人時代の塾費用
そしてまた、今回の塾代金
アメリカ留学にかかったお金だけでも、100万円、
更に向こうでの生活費も毎月送ってもらっていたので
それを入れたらすごい額です…。
恩返しをしなかったら、罰が当たります。
だからこそ、本当に、断崖絶壁に追い詰められた状況でした。
ここまでの決意と覚悟は、それまでの人生で初めてだったかもしれません。
だけど、諦めない気持ちはその後の私の人生を、大きく変えていくことになります。
そして、あの時の体験が、今の私に生きていることは間違いありません。
感謝と共に頑張る私。応援してくれる両親。力強いライバル。
どれ一つ欠けても、チャレンジ出来なかったでしょう。
この後、勢いを増しながら、私の人生の不思議な宿命は、新しいステージへと躍り出て行きます。
どうぞ、5th STAGEも、お楽しみにして下さいね。
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