28Dec
STORY5 新たな悩み
中学になると、またもや転校となりました。
今度は東京から香川県へ。え?四国?言葉違うよね?雰囲気も違うよね?
いじめられたらどうしよう。再び不安がムクムクと。
とにかく目立たないようにしなきゃ。そればかりを考えた日々でした。
ところが、新たな悩みに翻弄されることになろうとは…。
今度の悩みは、何と「成績」悪化。
…ガーン!!!
まさかの四国がこんなにお勉強王国だったとは。
特に香川県の教育熱心さは半端なくて。
毎日毎日、部活を頑張って、楽しく青春をやってます!的な中学生活とは、程遠い世界でした。
とにかく、不良なんて全然いなくて、皆、必死に勉強に食らいついていて。
中1の二学期に転校して、いきなり受けた摸試の結果が、何と411人中398番!
ひええええ。
もちろん、三者面談は優しい言葉なんかなくて、
「まずは、勉強をどうにかしましょう」
って。
そうだよね。それ言われちゃうよねと、さすがに反論も出来ず。
東京時代は、むしろガリガリやっていると、ダッサ~い!みたいなイメージだったのに、香川では勉強も部活も手を抜かず、精一杯に頑張る子ばかりで。
成績優秀者が人生のエースという風潮もあり、
東京からやって来た「アホの子」みたいに見られていたんじゃないかと、とっても落ち着かなかった日々でした。
そして、人生初、猛勉強をしなければと思ったのでした。
だけど結局、それも、
「周りが勉強をしているから、私も浮かないようにしなきゃ」
そんな考えが根底にあったことは否めないのです。またまた周りに流されていたのね…私。
どこも同じだとは思いますが、やはり中学生活の集大成は、何と言っても「高校受験!」一択です。
特に地方は、多くの場合が公立高校至上主義で、私立高校は、滑り止めに受けるというイメージです。
東京では、中高一貫校などは私立の難関校が多くて、小学生が塾通いをして、必死に中学受験するけれど、香川では、とにかく公立に命がけです!
その頃には、随分香川に馴染んでいた私は、当然香川の公立高校に行くものだと思っていたけれど、
何とここでまた、父が転勤になるらしいとの空気感が漂って来て…。
今度戻ることになりそうなのは、また東京でした。
幸い持ち家もあるし、それなら、最初から東京を受験した方がいいよねって家族会議で決まり、
母と弟と私の三人で、先発隊として東京に引っ越すことに決定したのです。
東京の私立高校を目指すべく勉強が始まったけれど、地方の公立高校受験とは、全く視点が違いました。
東京の私立には、私立特有の難しさがあって。私の頭は混乱してしまいました。
夏期講習のために、毎日毎日長野の合宿所で缶詰生活を送ったり。
そこで私は、どん底に追い詰められてしまって、ああ、もう嫌だ!!!逃げ出したい。だって、成績が伸びなくて、最悪だったから。
家庭教師をつけてもらっても、とにかく数学が伸びず、惨敗状態で。
どんどん、どんどん、勉強が辛くなってしまって、身が入らない状態になってしまい、
最終的に、希望した学校は、何と全敗と言う悲惨な結果になってしまいました。とほほほ。
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